学校教育の弊害

日本の教育はもっと変わっていく必要があると思っている。

今の学校教育の問題は、知る喜びや学ぶ喜びを感じられなくなっていることにあると思う。

 

学習して新たな知識を身につけていくことは、本来はものすごく楽しいことだと思う。

ワクワクしながら本を読み進めたり、自分で仮説を立ててみたりして思考をする時間は大切。

 

中学や高校では勉強しなければならないことが多すぎる。

それゆえに必然的に短期間で知識を詰め込まなければならず、そうすると面白さやワクワク感も感じられないまま日々を過ごしてしまうことになる。

受験も大事だけど、もっと学生の知的好奇心や知的欲求を刺激するような学びの場をつくるようにすべきだと思う。

 

オタク的な、ひとつの分野にマニアックな人材がこれからは重宝されると思うので、そういった人材を生むためにも、学ぶ喜びを感じられるような試みが必要。

 

2022年度から高校の新科目となった「公共」の授業に注目している。

あるトピックに対して議論することにより、自分の意見を言うトレーニングにもなるし、異なる意見を持つ人がいるということを知ることができる。

今までにない取り組みで、これは高校だけでなく中学校でも広げるべきだと思う。

 

正解のない問題について考える力を養えれば、将来のキャリア形成にも生きてくると思う。

学ぶ喜びを得ることにもつながっていくはず。

教育が変わっていくためにはこういう授業が必要だと思う。