Decidim(デシディム)とは、オンラインで市民の意見を集め、自治体が政策に結びつけていくための参加型合意形成プラットフォームだそうである。
海外では既に使用されている組織が多数あり、日本はこれから徐々に導入する自治体が増えてくるかもしれない。
住民が政策について議論できる場がオンライン上にできるというのはすごくいいことだと思う。
私はこの取り組みに賛成の立場。
これを導入することによって、パブリックコメントや議会、無駄な会議などが減り、行政の生産性アップに繋がると思う。
地方自治体は財政状況が厳しい中で、生産性の高い政策を立案していく必要がある。
若年層の良い意見やアイデアを取り入れることによって、新しい方向性を出せる可能性もある。
そして、これは若年層が自分の住む地域の未来について考えるきっかけになりうる。
海外に比べて日本の若年層は社会の課題に対する関心が低く、自分では社会を良くしていくことはできないと思っている人が少ない。
そういった意識が変わっていかないと日本の未来は明るくならない。
この仕組みを取り入れることで、誰でもが気軽に自分の意見を言えるようになるというのは良いことだと思う。
ただし、ノイジーマイノリティへの対策は必要だと思う。
自治体は特に炎上に弱い組織。
ノイジーマイノリティの意見で頻繁に炎上が起こることになってしまうと、業務が滞ってしまう可能性もある。
サイレントマジョリティの意見を汲み取れるように工夫を考える必要はある。