一般的に、諦めずに続けることは良いことであると言われている。
本当に継続することは良いことなのだろうか。
見えていない選択肢を想像しようとしていないだけではないのか。
水泳や陸上競技はトレーニングを継続することがとても大事な競技で、それが正解だと信じてやってきた。
継続することである程度の結果は残せたし、身体やメンタルの成長も感じられた。
しかし一方で継続によって失ってきたものも、今となっては想像することができる。
後悔をしているわけではないけれど、他にも選択肢があったということは事実。
ただし、当時は視野が狭くそれが見えていなかった。
長い期間継続してきたことでサンクコストに縛られてしまっていたことも影響していると思う。
こうでなくてはならない、これがなければならないという思い込みが強すぎたのではないかと思う。
大事にしているものが多すぎると選択肢が少なくなる。
これがなくなったら生きていけないという思い込みから一旦離れてみると、意外とそれがなくても大丈夫なのである。
真に大事なものはなくなることがなく、それ以外のものなら失っても大丈夫だという感覚を持つことができれば、今のまま継続すること以外の選択肢も見えてくるのではないかと考える。