様々なデジタルツールが揃い、子どもたちが気軽に工作やプログラミングを楽しめるクリエイティブラーニングスペースと言われる場所が増えているという記事を読んで考えたこと。
ものづくりを子どもたちに体験させて、創造力を育む場を提供するという意味で悪くはないと思うが、私は今の子どもたちにはもっと違う方向性の取り組みが必要だと感じる。
それは、創造力などが育まれるための土台となる感受性をつくる取り組みである。
目に見えるものではないので成果が見えにくく、その必要性があまり認知されていないが、そこが非常に重要だと思う。
ポイントはやはり身体を動かすこと。
コオーディネーショントレーニングをすることによって身体だけでなく脳や心にも刺激を与え、感受性や自ら学ぶ力を高めることができる。
そうすると、そこがベースとなって学ぶ意欲や主体性、創造力などがさらに大きくなっていくのではないかと思う。
そういったトレーニングを子どもたちが楽しんでできるような場所が全国に生まれてほしい。
子どもたちに必要な取り組みはこれだと思う。
社会の流れとしてはやはりビジネスとして成り立たなければいけないので、ものづくり体験をさせるなど、わかりやすくみんなが共感する取り組みが広がりやすい。
目に見える部分に注目されてしまうが、社会全体として子どもたちの、目には見えない部分を育んでいく意識も重要ではないかと思う。