置かれた環境に適応しすぎることによって、結果的に良い方向へ進めなくなってしまう。
変化しないといけないとは分かっていても、多くの人は今までうまくやってこれた、成功してきた道から外れたくないと思ってしまう。
それはなぜなのか。
私が考えるのは、今までの人間の歴史の中ではそれが最も繁栄することに適した方法だったからなのではないかということ。
人類は今までほとんどの時間を狩猟採集生活をして暮らしてきた。
だから今も人間の中にはその時に獲得したクセが消えずに残っていると考えている。
無意識のうちにそれらのクセが出てきてしまう。
新たな挑戦をせずに、慣れている心地の良い環境でいようとするのもそのひとつなのではないかと思う。
そして今の時代はこれまでとは比べ物にならないほど生き方の選択肢が増えた。
環境が大きく変わってしまった。
今までいいとされていた生き方が必ずしも良いとされなくなってしまっている。
これから変化の大きい時代を生きていくために重要なのは環境に過剰に適応しすぎないことだと思う。
現状維持へ固執し過ぎず、パターンを崩してみることが重要。
そしてどこかのタイミングで枠の中から外れ、越境をしてみることも必要ではないかと思う。
思い切って今の環境をとびだしてみることで新しいものと出会える。
それが人生の美しさを感じることに繋がるのではないかと思う。