金融教育について

金融庁が中学高校だけでなく、全世代へ金融教育を提供する制度の創設に向けて議論を進めているとのこと。

特に社会人の金融リテラシーを高めることで個々の資産形成を促すことが目的であると考えられる。

 

社会人に対してはどのような取り組みをしていくのかはまだ分からないが、現在学校で行われている金融教育のカリキュラムを見てみると、いまいち漠然としているなという印象。

やはり学校での履修科目として学ぶとなってしまうと広く浅く学ぶようになってしまうので、本当に実践に生きるような知識は得られないと思う。

小中高で学んだ金融についての知識も、社会人になっていざ住宅ローンを借りたりする場面になるとルールが変わってしまっている可能性もあるので、社会人になっても教養として学んでいく必要はあると思う。

 

特に住宅の建築およびローンについては、その分野の知識がないが故に思考停止に陥ってしまい、取り返しのつかない損をしている人がかなり多いと考えている。

住宅メーカーや金融機関の話を鵜呑みにしてしまう人がほとんど。

だがこういったケースに関しては、いくら知識を身に付けても対抗しきれない部分があると思う。

なので、利害関係のない第三者として金融関係のプロに間に入ってもらうことも選択肢の一つとしてあるということを金融教育の中で教えてはどうかと思う。

プロにお金を払ってコンサルティングをしてもらうという方法を知ることができたら、住宅ローンでの失敗も減るのではないかと考える。

 

大学生や社会人への金融教育としては、小中高よりももっとマニアックで、実際のライフイベントで活かせるような知識を学べるようにすべきだと思う。