私はテレビを見すぎることのデメリットは、思考をしなくなることだと思う。
特に流し見は危険。
テレビをずっと付けっぱなしにしていると、自分の意識の中には様々な情報が入ってくるので学びを得たように思えてしまうが、
結局それをもとに思考をしないと意味がない。
しかもそれがずっと続くとテレビから得た情報を鵜呑みにする習慣が付いてしまい、ますます自分の頭で考えることがなくなってしまう。
テレビから流れるコンテンツには素晴らしいものがたくさんあるので、それを見て思考に繋げるには流し見ではなく、視点を変えて見る必要がある。
私の個人的な印象では、高齢者はかなりテレビの視聴時間が長く、思考パターンが偏りがちになっていると思う。
家の中心にテレビが置いてあり、家にいる間はずっとつけっぱなしにしていると、考える世界が狭まってしまうのではないかと考える。
そういった環境で育つ子どもの思考パターンにもクセが付いてしまう可能性もある。
また若者世代はテレビはほとんど見ず、動画視聴などが多いように思う。
しかしこれも媒体が変わっただけで、ずっと見続けていると思考停止になってしまうという点では同じだと思う。
中毒性があるので思考する暇もなくなってくる。
テレビ番組を見るとしても、見終わった後の感想が「へぇー」とか「すごーい」だけじゃなくて、なぜ?と思ったところをテレビに問いかけるぐらいの勢いじゃないと、学びは得られないと思う。