運動不足解消のため、最近は週に一回プールで泳ぐようにしている。
自由形、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ、メドレー、ビート板を持ってキックなど、種目はいろいろ変えながらトータルで3000mは泳ぐことにしている。
何回かプールに通っていて気付くのは、プールに来ている年代の偏り。
高齢者と子どもしかいない。
子どもはスクールに通っている子がほとんどで、その時間帯になると子どもが増えてくるが、それ以外の時間帯は高齢者がほとんど。
しかも大体同じ時間帯に同じ人が来ている。
なぜ高齢者がたくさんプールを利用する傾向があるのか。
やはり水中だと腰や膝の関節への負荷が陸上より軽く、痛みを気にせず気軽に運動ができるからだと思う。
転倒の心配もないから安全。
泳ぐことでスッキリするし、通っているうちに水中での運動にハマっていく人も多いと思う。
ただ、私は高齢者がプールばかりに行き過ぎるのもよくないと考えている。
運動習慣が付いているのは良いことだと思うが、パターン化された行動から抜ける工夫も必要。
高齢者ほど多様な動きを取り入れて、身体に張り巡らされた神経を刺激するべきだと思う。
そうすることで身体の機能がどんどん活性化されていくはず。
プールばかりになってしまうと身体は鍛えられるかもしれないが、神経への刺激がワンパターンになってしまう。
陸上でのストレッチや体操、ウォーキングなども取り入れて神経に刺激を入れるべき。
筋肉より大事なのは、脳を含めた体中にある神経。
プールに高齢者が頻繁に来ているのを見ると一般的には健康的でいいことのように思えるが、私はその習慣が逆効果を与えることもあるのではないかと思ってしまう。