時間の貧困

正社員の共働き世帯の3割が、育児家事や余暇の時間を十分にとれない状況にあるという新聞記事を見て考えたこと。

 

国際的に見ても、日本人は仕事や学校、通勤通学に使う時間が多く、子どもや個人のケア、余暇にあてる時間が少ない。

純粋に自分のためだけの時間というのは本当に少ないと思う。

なぜ日本がこういった状況になっているのか。

 

私はそもそも日本人がそういった課題を自分たちで解決していけると思っていないところに要因があると考える。

仕事や家事の生産性が上げられず、自由に使える時間は少ないけれど、これからの人生で特に成し遂げたいこともないからとりあえず現状を維持していくことで精一杯という人が多いのではないかと思う。

日常の生活の中で少しずつでも生産性を上げることができれば時間に余裕ができ、何か新しいことを始めようとする意欲も出てくるはず。

人生100年時代になり、職業人生も長くなる中で、今までの自分からは考えられなかったまったく新しい働き方ができる可能性もある。

 

また、自分のために使える時間が少ない、こういった日常の生活を見ている子どもにも悪い影響を与えてしまうのではないかと思う。

自分の将来、日本の将来についてワクワク感を持てなくなってしまうのではないか。

大人のマインドが子どもにうつってしまう。

 

生産性をアップし、自分の人生を本当に楽しんでいる姿を子どもに見せることができたら、日本の将来も明るくなっていくのではないかと思う。