世界陸上の決勝では一人ずつ選手紹介がされる。
テレビカメラが一人ずつ選手を映していくが、その場面を見ていつも思うことは、本当に選手たちの顔が輝いているということ。
言葉での表現が難しいけれど、表情がすごく美しい。
なぜあの決勝の舞台に立つ選手たちの表情が美しいと感じるのか。
それについての私の仮説は、自分の好きなこと、楽しいこと、ワクワクすることに極限まで打ち込んでいるからである。
そういう生き方、自分との向き合い方をしていると、顔にもそれが表れてくるのではないかと思う。
MLBの大谷翔平選手もものすごくいい顔、表情をしている。
きっとそれを見ている自分の中には、自分の好きなことができていない負い目みたいなものがあって、そういった姿を羨ましく感じているところがあるのではないか。
そんな思いも影響していると思う。
子どもの頃、遊んだりしているときに感じていた面白い、楽しい、ワクワクする、といったような感覚。
それが大人になるにつれて隠れてしまい、感じ取ることが難しくなってしまう。
この遊ぶような感覚。
思いどおりにはいかないし、失敗は何度もするし、寄り道や回り道もするけど、それが楽しい。
と思えることが個人にとっても、社会にとってももっとあればいいと思う。