最近、高齢者と若者の立ち振舞を見て思うのは、年齢を重ねるにつれて良くも悪くもプライドが高くなっていくということ。
年齢が高い人ほど他人の意見を取り入れることができなくなっている人が多いと私は思う。
自分のあるべき姿を自分で勝手に、無意識に作り上げてしまっていて、そこを崩さないような言動に終始してしまう。それがプライドだと思う。
とすれば、結局まわりの目を気にするところからスタートしているのではないか。
周りの目を意識しすぎることは人生の無駄遣いだと思う。
自分の意見を持つところまではいいが、そこから自分の中でさらに思考が深められない状況になってしまうとプライドが固まってしまうのではないかと考える。
自分が持つ意見に対して、自分に反論を繰り返すことによって思考は深められていく。
その作業を日常的にやっていくことでプライドが高くなりすぎることも防げるのではないかと思う。
老化とは身体が硬くなることだと考えているが、思考も意識してやっていないと徐々に固くなってしまう。
自分のキャラクターはこうあるべきという設定を疑いながら、思考し、継続して学びを得ようとする姿勢が重要なのではないかと考える。