東京都の町田工業高校では、企業や専門学校と連携して5年で技術人材を育てる取り組みを行っているそうである。
この取り組みはすばらしいと思う。
これまでのように、他のみんなと同じようになんとなく大学に進学して就職していくというラインよりも、若い時期に集中して専門的な知識を身に付けられる方が自らの市場価値を上げるためには絶対にいいと思う。
大学で学ぶことの価値がどんどん低くなっていっている気がする。
就職するために大学に進学するという時代はもう終わると思っている。
大学は卒業したけれど、価値を生み出せるようなスキルは身についておらず、持っているのは学歴だけというパターンでは厳しい。
若いうちから自分の専門分野を深堀りし、市場に出て価値を生み出し、稼ぐ経験をしておくことでその後のキャリア形成も柔軟にできるようになっていくのではないか。
才能のある人材を発見し伸ばしていくという観点からも、こういった新たなシステムで育てることは効果があるのではないかと感じる。
ひとつの分野をオタク的に追求していくことができる、マニアックな人材がこれからの世界では求められていくと思う。
広く浅くよりも、狭く深くできることが重要。
こういった取り組みが広がることによって教育の枠組みが少しずつ変わっていけばいいと思う。