屋外リゾートプールを訪れて考えたこと

先日訪れた屋外のリゾートプールで考えたこと。

 

施設自体は全体的に古いが、プールは清掃がしっかりできていて清潔感があり、好印象だった。

 

施設全体的にプライシングはしっかりと考えられている。

まず入園料は正規の値段で買うと高いが、コンビニで前売り券を買っておくと値段が抑えられるようになっている。

手間をかけるほど安くなるプライシングがされている。

 

プール施設の中に入ってもいたるとことでお金を集める仕組みがされている。

ロッカー、シャワー、用具レンタル、アトラクション、グルメ、パラソル席など。

施設内に入ってから退場するまでの活動の中で、自然にお金を徴収するように仕組まれている感じがする。

もちろんそれぞれの値段は高めに設定されているが、需要はかなりあるのでどれも利用率は高い。

入園料よりもこっちの収益が大きいのではないかと感じる。

 

ここでのターゲットは小さな子どもがいる家族連れだと思うので、子どもが喜ぶような催しや仕掛けもしっかりされている。

大人よりも子どもがいかに楽しめる施設にするかが重要。

子どもが満足すれば親も喜ぶので、リピーターになってくれる可能性が高まる。

 

駐車場に停まっている車のナンバーを見ていると、幅広い都道府県から遊びに来ているのがわかる。

こういったプールでこの規模のものはあまりないのかもしれない。

需要はかなりあるのに供給は少ないのではないか。

料金を高めに設定できている理由がここからもわかる。

 

気になったのは初めて来た人への案内が不十分であること。

最初は仕組みや流れがよくわからず、結局スタッフに聞くことになってしまった。

おそらく同じように聞く人も多いと思う。

もう少し案内表示やアナウンスを細かく丁寧にすべきだと感じた。

 

また、プールエリア内のグルメショップがいまいち目立っていない印象を受けた。

ここはもっと客の呼び込みを積極的にすべきだと思う。

工夫をすればもっと稼げるはず。

 

経営状況は分からないけれど、古めの施設をこれから更新していくのであれば、集客ができるプールの価値をより上げていく必要があると思う。