先日、日本科学未来館の特別展「きみとロボット」を観て思ったこと。
これまでのロボットに関する技術の発展や現在つくられているロボットなどが展示されている。
これらを観て私が思うのは、これらの研究が進めば進むほど、逆に人間の身体や心の謎が深まっていくのではないかということ。
そしてそれは悪いことではなくて、良い方向につながっていくのではないか。
人間の身体の中で起きていることはまだまだ謎だらけで、わかっていないことがたくさんある。
こうやってロボット技術が発展し、人間とロボットが当たり前のように生活するようになっていくと、そこから新たな疑問が生まれ、人間の身体の仕組みを解明するヒントになるかもしれない。
機械的な動きをするだけのロボットなのに、人間はそれをかわいいと感じたり、気持ち悪いと感じたりする。
それはなぜなのか。
そういった疑問が生まれてくるところが面白いと思う。
ロボットの開発はどんどん進めていくべきだと思うし、そうすることで社会の生産性が上がればみんなが幸せになれると思う。
また、今問題になっているメンタルヘルスの分野でもロボットが役に立てるのではないかと考えている。
このままロボット開発が進めば人間がロボットに取って代わられるかもしれない、という考えもあるけど、私はそう思わない。
パワーや計算能力など個々の能力ではロボットに勝てないけど、それらの能力を組み合わせて多彩な動きや思考をすることは人間にしかできない。
じゃあなぜ人間にはそれができるのか。
などと考えているとやはり人間の謎が深まっていってしまう。