Mr.Childrenのアートワーク展を観て

自分が本当に欲しいものは何なのか。本当に好きなものは何なのか。

などの問いに答えをみつけるためには普段から様々な経験をしたときに、微妙に変化する自分の心を観察しておく必要があると思っている。

 

変化のない日常を送っていると、心の動きを感じ取る能力が鈍ってしまうような気がする。

そのためできるだけ動き、考えることが重要だと思う。

 

先日、Mr.Childrenのアートワーク展を観て、心が震えた。

展示されているのはアルバムジャケットやPVができるまでの過程のほんの一部だけど、

その裏側にあるものや試行錯誤の跡を見ることができた。

 

ジャケットのデザインなどは今までなんとなくいいなという程度にしか思っていなかったが、そのデザインには当然明確な意図があり、伝えようとしているメッセージが込められている。

自分が思っていたよりも物凄く深く練られ、考えつくされたものだということがわかり、作品に対する見方が変わった。

 

なぜMr.Childrenのアルバムジャケットのデザインがいいと思うのか。

なぜ心が動くのか。

それは、おそらく自分が想像できないほどの生みの苦しみを乗り越えて生まれた作品だからだと思う。

曲と歌詞から得られるものをデザインとして表現するまでの間にものすごい思考がされているはず。

 

もし自分がデザイナーだったら、もっとストレートで単純なものになってしまうと思う。

思考の本気度がすごい。

 

Mr.Childrenはもちろん好きだけど、森本千絵さんというアートディレクターの方にも興味を持ってしまった。