文系と理系を分けることについて

現在日本では高校生の頃から理系と文系に分けられ、その選択によっては将来の進路まで変わってしまうことになる。

私は理系と文系に分けるという仕組みは無くした方がいいと思う。

 

文系の分野でも物理学や統計学が必要になることもあるし、理系の分野でも言語化能力が必要になることがある。

心理学の分野が文学部に入っているのは日本だけだし、

海外の大学では心理学を学ぶ学生でもまず物理学から学んでいく。

そもそも人間の行動について学ぶときに理系文系に分けることは不自然だと思う。

 

日本の大学は、理系と文系を完全に分けてしまうのではなく、総合的に学んでいけるようなカリキュラムを組める学部をもっとつくっていくべきだと思う。

 

理系科目の面白さを知らないまま過ごしてしまうというのは非常にもったいないと思う。

また、理系科目を学んでいないことによって最初の就職先の選択の幅が狭まってしまうこともよくない。

 

自分は昔は文系だったけど、社会人になってから理系分野に興味を持ち、講談社ブルーバックスが大好きになってしまった。

特に量子力学や相対性理論の世界を学んでいると本当にワクワクしてくる。

自然や人間の身体など、現在の科学ではまだ解明されていない謎がある部分についても、いろんな仮説を読みながら自分でも想像をしてみることが面白い。

 

こんなに面白いのであれば、学生の時から理系科目を学んでおけばよかったと後悔している。

理系文系を分けずに総合的に学べるような環境を増やすことで、自分がワクワクできる分野に出会える人も増えるんじゃないかと思っている。