先日庵野秀明展を鑑賞。
シンウルトラマンの監督であることなどは知っていたが、今までどういった活動をしてきた方なのかまでは知らなかった。
庵野さんの生い立ちから現在までをひと通り見て、まず感じたのは幼い頃からのモノづくりへの情熱。
絵を描いたり、フィルム映像を自主制作したり、自分の中から涌き出てくるものを表現することが好きで、楽しかったのだろう。
まだ幼いときから作品のレベルがものすごく高い。
半端じゃなく熱中していたのだろうと思われる。
このときに親や学校の先生がその才能を摘むことなく育ててくれたことが、庵野さんにとってすごく幸運だったのだろうと思う。
そして庵野さん自身が、周りからの意見に左右されずに自分がこれをやりたい!という人生を選んで、そういう人生を生き抜いているというところがすごい。
完成した作品はもちろんすごいが、今回見られてよかったのが庵野さん自身が描いたラフスケッチや絵コンテ。
鉛筆だけであんなに細かくリアルな画が描けてしまうことに驚いた。
ラフスケッチなのに、色がついていないのに、ものすごく美しい。
ここがこの人の真骨頂なのだろうと感じた。
いい仕事、いい作品の裏には周到な準備がある。
設計の段階でのあれだけのクオリティが、最終的な作品の人気に繋がっていると思う。
展示内容に対して、入場料1,900円は安すぎる。
2,500円にしても十分集客できると思う。
ただ、私のような元々ファンではないような人には1,900円は少し高い。
でも興味があって見てみたいと思っている層には、ギリギリ許容範囲。
絶妙なプライシングだと思う。
そしてここでも出口手前にグッズ販売がある。
展示を見た人だけが買えるようにしているところがうまいと思う。
そしてやはり価格は高め。
でもファンならこの価格でも気にならないのだろう。
シンウルトラマンやシン仮面ライダーのロゴキーホルダーは660円。
私の価値基準では440円。
高いと感じたけど購入しました。