走ることが好き

走ることが好き。

 

トレーニングを積み重ねていったときの身体が変わっていく感覚が好き。

太ももを巻いている脂肪は薄くなっていき、磨かれた筋肉が浮き上がってくる。

特に太ももの裏の部分が変わってくる。

身体は徐々に軽くなっていき、躍動感が感じられるようになってくる。

腕振りと脚の連動が良くなっていき、肩甲骨と骨盤の動きをより意識できるようになる。

絶好調時の腰が乗ってくる感覚は今も身体に残っている。

 

練習が思い通りに積めて、最後まで自分が意図したペースで走りきれたときの達成感は格別。

目標タイム、順位に向けて積み重ねていく過程自体が好きなのかもしれない。

練習方法に正解はないので、試行錯誤しながら進めていき、結果が出せたときに感じる自己満足感。

まさに自分の身体を実験台にして仮説検証ができるところも面白い。

 

試合に向けての緊張感、ワクワク感。

フィニッシュ後の出し切った感覚。

それらもすべて楽しかった記憶として思い返される。

トラック競技はもうできそうにないけれど、マラソンはまたやってみたいなという思いはある。

 

走ることから良い意味で得られたものは、

・積み重ねていけば良い結果に近づくことができ、喜びが得られるということを知れたこと。

・結果はすぐに出るものではないということを体感できたこと。

・人間の心身の相関に興味を持つようになったこと。

 

悪い意味で得たものは、

・長年夢中になり過ぎて、見える世界が狭くなってしまっていること。

・真面目に考えすぎるようになってしまっていること。

 

走るときの身体の動かし方やトレーニング方法などには未だに興味があるので、本当に好きなんだなと改めて思う。